1番の味方だったおじいちゃん!!
今週のお題「私のおじいちゃん、おばあちゃん」
私はおじいちゃんに怒られた記憶がありません。
いつも褒めてくれます。
おじいちゃんとは離れて暮らしていて(まぁ車で1時間くらい)、2ヶ月に一回、3ヶ月に一回くらいのペースで会いに行きます。
おじいちゃんの奥さん(私のおばあちゃん)は、私が生まれてすぐに亡くなったそうで、長い間1人で暮らしてます。
会いに行くと、
「よくきたなー!、ゆっくりしていけよ!」
と笑顔で迎えてくれます。
物静かで、お酒が大好きで、でも酔ってもそんなに変わらず、いつも優しいおじいちゃんです。
よく部活の試合とかも応援に来てくれました。
大学受験が近づいてきて、私自身余裕がなく、初めてお正月におじいちゃんに会いに行きませんでした。
私の地元は豪雪地とまではいきませんが、結構雪が積もるところです。
ここ数年、おじいちゃんは入退院を繰り返していて、体力がなくなっていたので、
父や母がたびたびおじいちゃんの家に行って、雪かたしをしていました。
安全のために。
でも、1月中旬の雪が降り積もったある日、おじいちゃんは雪かたしに行ったそうです。
真面目で心優しい人なので、父や母にあまり負担をかけたくなかったのでしょう。
母は毎日夜、おじいちゃんに電話をかけていて、その日おじいちゃんは電話に出ませんでした。
何度かけてもでません。
不安な表情で、母がおじいちゃんの家に向かったのを覚えています。
数時間後、家の電話がなりました......
母からでした。
おじいちゃんは雪かたしをしていて、雪で隠れていた側溝に、
足が挟まり抜け出せなくなっていたそうです。
そして、長い時間、誰にも見つけてもらえず亡くなっていたそうです。
数日後にお葬式が執り行われました。
私自身初めて、お葬式に参加しました。
正直、その時はおじいちゃんが死んだという実感はありませんでした。
悲しくもなかったです。
数日後に大学受験が控えているということで、そのことで頭がいっぱいだったのかなぁと思います。
受験を終え、自分の部屋にいました。
「もうおじいちゃんに会うことはできないのかぁ」
と考えていると、涙が溢れてきました。
普段、泣くことはほとんどない私ですが、大泣きしました。
今までで一番泣いたと思います。
お正月に会いに行っとけばよかったなと後悔しました。
人の死がこんなにも悲しいものだということを知りました。
ときどき、思い出して、泣いてしまいます。
本当に大好きなおじいちゃんでした。
今までありがとね、おじいちゃん。
これからも見守っていてください。